Ferdinand

塔に初めて上がった夜
僕は初めてお空をみました。


とても大きなカーテンの様に広がっていて
森を包み込んでいます。
真っ黒なカーテンを見つめるときらきらと光るものが見えました。
まるで宝石みたいに輝いています。
目に見えるのに手を伸ばしてもそこへは手が届きません。


僕がそうしていると
族長様があれは"星"というものだと教えて下さいました。

此処からずーっと遠くにあって
昔々の星の燃える光がお空に見えるのだそうです。


すると突然星が次々とお空のカーテンから落ちていってしまうのです!
僕が驚いていると
また族長様が僕にあれは"流星群"と言うのだと教えて下さいました。

「あれは滅多に見れない物なのですよ
きっとアラフェール様が
フェル様が塔守に着いたことをお喜びになっているのでしょう」

僕はお空から星が無くなるまで見ていました。











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